とらや の 白あんおしるこ
夏が過ぎて、宇治金時練乳がけの季節は終わった、が、涼しくなって、秋が来ても、冬が来ても、四季折々、一年中虎屋では美味なるものを食することができる、氷が終わって先日訪れた虎屋でいただいたのは、白あんのおしるこ。おしるこ? 黒い小豆ならなじみ深い、でも、お気に入りは黒小豆ではなくて、“白” 小豆、甘すぎず、控えめな甘さというか、上品な甘さ、それでいて、長く甘い余韻を残す、時々、添えられた漬物の渋さを挟み、白小豆のおしるこはどこまでも、どこまでも深く甘さを堪能させてくれる、どこまでも、どこまでも、甘さを残してくれる、本当に、美味なおしるこです。
甘さだけではない、白小豆のつぶつぶの食感が、愉快に楽し気に甘さと一緒になって楽しめる、また、おしるこだからお餅もある、白いかわいらしいお餅が二切れ、仲良く重なり合って登場、柔らかく柔らかく、お餅もどこまでも柔らかい、本当にもちもちのもち肌か、小豆よし、お餅よし、漬物よし、のトリプルグッドで、幸せな気持ちにさせてくれる、今の季節も、もっともっと寒くなった冬の季節も、とらやの白あんおしるこがあると思うと、何故かホット安心感。