チョコレート・エッセイ  by Kororon

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虎屋の氷、 宇治金時練乳がけ

 

暑い夏にあちらこちら歩き回って、買い物に夢中、両手に荷物を抱えて、汗だくになって、歩き疲れた、足も痛くなってきた、そんな時、冷たくヒヤッとする氷を食べると本当にホッとする、今回は、そんなホッとできて、なおかつ、とっても甘くて、極上に美味なかき氷を紹介します。

 

その氷は、緑深き新緑の山に真っ白な雪がかかっている感じ、緑深き山の緑は抹茶の宇治蜜で、真っ白な雪は練乳、練乳がかかっていなければいけない、よくお店では練乳なしのシンプルな宇治金時氷を注文する人を見かけるが、そのような注文を見ていると、甘味に対する貪欲さに欠ける!、とよくわからない甘さに対する義憤みたいなものを感じたりする。

 

まあ、とにかく、練乳がかかってないとだめです、この氷りを食べる際のクライマックスは、宇治蜜がたっぷりしみ込んだ氷とたっぷりの練乳がかかった、最初のひとすくいを口に入れた瞬間であるから。この最初の瞬間に、練乳の深く濃い甘さと、宇治蜜の新緑を感じさせる甘さがシンクロして、なんとも言えない美味を舌に感じて、ふわふわした幸福感が体を包む、そんな感じ。

 

二口目、三口目も練乳がたっぷりかかったあたりを狙ってすくい、食べ始めてしばらくは練乳と宇治蜜の甘さと、氷の冷たさを楽しみながら食べられる。氷を食べ進む、食べ進むうちに練乳も少なくなってきた、宇治蜜も少なくなってきて白い氷が目立つようになってくる、が、これで終わりではない、次の、楽しみが待っている、この氷は宇治 ’金時’ 練乳がけだからね、’金時’ を忘れてはいけない。

 

白くなった氷をスプーンで、つんつんすくっていると、今度は、小豆の粒あんがのぞいてくる、新緑の山と真っ白な雪の一番底には、黒々としたしっかり甘いあんこが待っていた。練乳の濃く深い甘さとも違う、宇治蜜の新緑を感じさせる甘さとも違う、昔ながらの安心感を感じさせる甘さ、変わることなくずっと甘味として存在していますよ、安心して味わって、と言っているかのような優しさ、そんな甘味。

 

こんな風に、三種類の甘みを楽しめる氷が、虎屋の宇治金時氷練乳がけだ。氷を食べ終わった後は、この幸せの甘さのの余韻に浸る、しばらく甘さとともに宇宙を浮遊しよう、そして、潮が引くように甘みがゆっくりと引いて行った後で、お茶をいただき、ようやく、席から立ってまた暑いショッピングを続けよう、この氷を食べればそんなエネルギーが沸いてくる。

 

ある時、虎屋で氷を食べていた、隣の席の客もやはり氷を食べていた、暑い日だったからね、練乳掛けの宇治氷を食べ終わって粒あんに取り掛かり始めた頃、隣に客が氷を食べ終わた、まあ、通常は隣の客は席を立って会計、っていう流れだと思う、が、隣の客は注文した、もう一つ別のかき氷を!’えっ’と内心で思って、横目でちらと隣を見る、やがて氷が運ばれてきて、隣の客は氷を食べ始める、又、チラっと横目で見た。”虎の氷好きなんだな、うーん、上には上がいるな” と思いながら、豪快に二つ目の氷を食べている女性を後にしながら、虎屋を後にした。

 

#虎屋#とらや#宇治金時宇治金時練乳掛け

 

 

 

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  • 発売日: 2019/02/19
  • メディア: 食品&飲料